バイクのギアチェンジがわからない！スピーディーで確実なシフトアップ術

「ギアチェンジの操作が理解できない」「ギア替えがスムーズに行えない」「希望通りにギアを上げることができない」ギア付きの新しい乗り物に挑戦する際に、多くの初心者が直面する第一の壁が、まさにギアチェンジです。

ギアチェンジの際に覚えなければならないことが多く、脳や体がそれに追い付かないため、一苦労することも少なくありません。そこで、迅速かつ正確にギアチェンジを行うためのヒントやポイントを解説していきます！

バイクのギアチェンジがわからない方への基本手順

運転指導の場でよく指摘されるのが、ギアチェンジの基本手順の誤りです。そこで、正しいギアチェンジの手順をおさらいしましょう。

シフトアップの手順

• アクセルを軽く踏みながら半クラッチでスタート半クラッチでも動き出せますが、アクセルを利用するとより滑らかに出発できます。
• 速く歩くペースまで加速する速度が不十分だとエンジンが止まってしまう恐れがあるので、少なくとも速歩きのペースまで加速しましょう。
• アクセルを瞬時に戻すアクセルはそっと戻す必要はなく、迅速にオフにするのがポイントです。
• クラッチをしっかり握るアクセルと同じく、クラッチも速やかに握ります。
• チェンジペダルをしっかりと上げるつま先をペダルの下部にしっかりと入れ、適切な力でペダルを上げましょう。
• クラッチを放すスタート時のように半クラッチは不要ですが、クラッチをばねのように急に離すのが不安な方は、少しずつ放すと良いでしょう。

シフトダウンの手順

シフトアップと同様ですが、1と2を省き、5のチェンジペダルを下位にするだけです。操作は以下の通り簡素化しましょう：

• 戻す
• 握る
• 上げる（または下げる）
• 離す

この4つのステップがギアチェンジを行う際に必須の動作です。

ギアチェンジの速度を上げるコツ

ギアチェンジは、以下の1〜3のステップを同時に実行することがポイントです。ただし、教習所では、これらのステップを段階的に行うよう指導されることでしょう。これは、同時に試みると感情が高まり、上手くギアチェンジが行えなかったり、最悪の場合は急激な加速で事故に繋がるからです。

最初は、ギアチェンジのスピードを追求するのではなく、正確に行うことに重点を置いて練習してください。ギアチェンジに慣れてきたら、いきなりすべてを同時にするのではなく、先ずアクセルを戻しながらクラッチを握ることから始めてみましょう。これがスムーズにできるようになったら、ギアチェンジするための足先の動作を組み合わせるだけです。

アクセルを戻す動作とクラッチを握る動作は、バイクに乗っていない時でも振り練習が可能です。ですので、何度も繰り返し、これらの動作を身体に覚え込ませましょう！

ギアチェンジの注意点

ギアチェンジを滑らかかつ正確に行うためにも、以下のようなポイントに注意してみましょう。

• クラッチはしっかりと握ることがポイントです。完全に握り込む必要はありませんが、軽く握るよりはしっかりとした握りが必要です。握りが軽いとギアチェンジがうまくいかないことがあります。
• アクセルはしっかりと把握し、すばやく戻すことが大事です。ただ単に離すのではなく、自分でしっかりとコントロールして戻しましょう。
• 足はステップから離さないように心掛けてください。チェンジペダルを踏むためには、つま先だけをステップから動かすことがポイントです。つまり、最も短い距離でチェンジペダルの下へつま先を滑り込ませるために、横から下に向けて動かすべきです。

まとめ

これまで述べた点が、ギアチェンジ時のテクニックや配慮点です。実際のところ、ギアチェンジは習慣化することが重要です。初期は上手くいかなくても、練習を重ねることで必ず上達しますから、過度に悩むことはありません。

ただし、操作の手順や動作を誤ると、急な加速を引き起こす可能性がありますので、初めは正しいギアチェンジができるように意識することが大切です。慣れが生まれてきたら、よりスピーディーなギアチェンジを目指してみましょう。