原付バイクに初めて触れる方は、未経験の操作や突発的なトラブルに心配を抱くかもしれませんね。
初めての方が陥りやすいエピソードをご紹介するので、事前の準備を整え、正確な操作方法をマスターして、安全に原付バイクの魅力を満喫していただきたいです。
原付初心者あるある|誰しも通る道
バイクの転倒について
誰もが一度は体験するかもしれないバイクの転倒事故。特にバイク初心者にとっては、よくある出来事の一つです。私自身も初めてバイクに乗った頃、何度も転倒を経験しました。速度を上げて走っている時は問題ないのですが、低速運転になると安定性が失われやすくなります。これは自転車に乗る際にも同様のことが言えるでしょう。実際、低速での運転のほうが難易度が高くなります。
バイクの操作や取り回しには最初、多くの人が苦労するものです。たとえば50ccのスクーターでも、その重量は約70~80kgとなっており、自転車しか乗ったことがない方には重く感じられるかもしれません。自宅のガレージなどからバイクを出す際にも、ふとした瞬間に転倒してしまうことがあります。
原付運転の微妙なアクセル操作
原付バイクを操る際、アクセルの操作は加速の要です。初心者のうちはその微妙な加減がなかなかつかみにくいものです。私自身、初めて原付に乗ったときはハンドルのごくわずかな動きにも慣れず、加速と減速の繰り返しが激しかったですね。とりわけカーブでのアクセルの扱いには手こずり、見ている方がはらはらするような動きを展開していました。しかし、アクセルの捻り具合とバイクの出力の関連性を一度理解してしまえば、操作は格段に簡単になります。
バイクのコーナリングはハンドルではない
自動車とは異なり、バイクにおいてはハンドルだけでカーブを曲がることは本来のスタイルではありません。バイクのタイヤには丸みを帯びた独特の形状がありますし、ジャイロ効果を利用して自ずと進行方向を変えることが可能です。慣れさえすれば、視線と体の重心移動だけでスムーズにコーナリングが行えます。
しかし、初心者にはこのことが理解しにくいものです。無意識に力強くハンドルを操作して曲がろうとする行為は、まるでハンドルにしがみつくかのような運転になってしまうことがあります。バイクはもっと自然体でコントロールできるため、早い段階でこの感覚をマスターできるようになると、上手く乗りこなせるようになります。
車に抜かされる緊張感
50ccのバイクは時速30キロメートルを超えてはいけない制限がかかっています。このスピードで流れに乗るとなると、多くの車両に道を譲る必要が生じ、頻繁に追い越されることになります。もし125ccの原付を選ぶなら、そうした制限はなくなり、エンジンがよりパワフルになるため、ある程度スムーズに走行することが可能です。
しかし、それでも乗用車と比較すると出力では劣るため、特に道が広いエリアでは追い越しを許すこともしばしばあります。初めての経験では、車に追い抜かれることに恐怖や不安を感じる方も多いでしょう。実際、このような状況に真に慣れることはないかもしれません。
追い越されることに強い不安を感じる方は、排気量の大きなバイクに乗り換えることも一つの解決策です。
クラッチ操作に不安がある方へ
MTバイクを運転する際、ギアチェンジの要領がわからないと苦労することがあります。特に50ccのMTバイクは、車や原付の免許さえあれば乗ることができるため、クラッチ操作の経験がないまま実際に乗ることが可能です。自動変速のスクーターは扱いやすいですが、MTバイクに不慣れな方には操作が複雑に感じられることも。中型バイク以上になると、その操作は教習所で学ぶレベルですから、原付けをこれから始める方はクラッチ操作ができないケースが多いです。よく、最初に原付免許を取得したばかりの人が、知り合いのバイクで操作方法を覚えるために練習することがあります。
交通量の少ないルートを選好する傾向
原付を運転し始めると、最初はどうしても不安がつきまといます。特に車の行き交う多い道では、運転することに恐れを感じる人も多いでしょう。私自身、バイクのハンドルを握った初めての日の恐怖は今でも鮮明に覚えています。最初の段階では、多少遠回りになっても、交通量の少なく安全を確保しやすい道を選んでしまうことが一般的です。その結果、たまには一方通行を間違えて進入してしまうこともあるかもしれませんね。田舎の静かな道や、車があまり通らない時間帯を見計らって練習を積むのも、運転技術を身につける上で有効な方法ですよ。
ガソリンスタンドにて給油方法が不明な場合
たとえば、初めてバイクに乗り、給油が必要になったとき、どのようにしてガソリンを入れるのか戸惑うことがあります。特に、バイクの給油口の位置についても初めは把握していないため、戸惑いが生じることも。
そんなときは、ガソリンスタンドのスタッフに尋ねることで解決しました。彼らは親切に給油方法を指導してくれるものです。
スクーターが段差で転倒しやすい理由
原付スクーターではタイヤの直径が比較的小さいため、段差の克服が困難です。例えば、コンビニに入店する際やご自宅の駐輪場に乗り入れる際の小さな段差でも、ハンドルを奪われるリスクがあるのです。このため、ハンドリングの不手際が原因で車体が転倒する事故も起きてしまいますので、このような箇所では特に留意が必要となります。
二段階右折の不安感
二段階右折は少々怖く感じることがありますね。
- 左側の車線を走行しつつ、右方向のウインカーを点灯させて直進
- 交差点を越えた後でバイクの向きを調整
- 向きを変えた位置で、信号が青になり次第、右折完了のために直進開始
特に最初の直進中に右ウインカーを点ける行為は、本当に心配なポイントです。他の運転手に誤解を招いてしまうリスクがあるので注意が必要です。 日本の交通法規でこの方法が定められているため、避けることはできませんが、特に原付の初心者の方々にとっては馴染みにくい操作かもしれません。
原付盗難の危険性
原付バイクはその小型で軽量な特性ゆえに簡単に持ち運びができるため、盗難のリスクが高い傾向にあります。私自身、かつてアパートで原付を停めていたところ、何者かによって鍵穴が壊されかけたことがあります。思わしき犯人はマイナスドライバーのような工具を使っていたようです。幸運にも実際に盗まれることはなかったですが、その出来事は不快な気分を味わうことになりました。原付バイクをお持ちの方で盗難が心配な場合は、盗難保険への加入を考慮されると良いでしょう。
初心者が注意すべき原付バイクのトラブルと対処法
原付バイクを新しく始めた初心者が遭遇しやすいトラブルには、クラッチの不適切な扱いからくるエンジンの停止や、転びやすい事故、さらには曲がり角で上手くバランスを取れずに困ることがよくあります。みんな最初は初体験ですから、乗り方を正しく学び、交通規則を守りつつ、周りの状況を見極めながら走行することが大切です。もしトラブルに見舞われた時は、ロードサービスの手を借りるといいでしょう。慣れるまでは苦労も伴いますが、いったんコツを掴んでしまえば、そこからは楽しいバイクライフが待っていますので、交通ルールを遵守して安全に楽しみましょう。