Vストローム250は、フェンダーの役割を果たすくちばしを装備しており、これにより路面からの泥や砂を車体から防ぐことができます。しかし、このくちばしを不便だと感じて取り除くことを考えるライダーもいるかもしれません。
本記事では、Vストローム250からくちばしを取り外すことの得失について詳しくご紹介し、その手順についてもご説明いたします。
Vストローム250のくちばしを外す理由
- 整備やカスタムをする時に取り外す必要がある
- メカニカルなデザインがより魅力的に映る
整備やカスタム時の部品取り外しについて
ラジエーターやヘッドライト付近をいじる整備やカスタム作業の際、パーツを外す必要が出てくることがあります。これは整備中に限っての一時的な措置であり、通常は取り外され続けることはありません。
後ほど、短期間の取り外し方についてもご説明します。六角レンチを使用すれば、素人でも比較的容易に取り外すことが可能です。きっと、思っているほどの難易度ではないでしょう。
メカニカルなデザインの方がかっこいい
意図的にノーズピースを取り払い、独自のスタイルを楽しむ方も見受けられます。ノーズピースを外すことによって、ネイキッドスタイルのバイクのような印象を与えられるのです。
これによりラジエターの付近やヘッドライトの下部がむき出しとなり、メカニカル感が増して格好良さを感じる人も少なくありません。
しかし、このようにノーズピースを外すことには欠点も存在します。以下でそのデメリットについて詳しくご紹介します。
Vストローム250のビーク取り外し時の注意点
ビークを取り外すことは、配線などがむき出しの状態になり、バイク全体が泥や汚れにさらされやすくなるリスクを伴います。特に、前輪から飛び散る泥は、ビークがなくなることで防ぎようがなくなり、裸の配線への影響や、意図しない箇所の汚れが気になるところです。
ビークを取り払った状態での走行を検討する際には、配線保護のために十分な対策を施すことが重要です。しかし、この変更によりオリジナリティを強調したり、メカニックルックを演出できるため、個性を重視するライダーには、魅力的な選択肢となるかもしれません。
Vストローム250のビーク取り外しガイド
ここではVストローム250のビークを取り外す手続きについて説明します。必要な工具は、一般的な六角レンチとプラスドライバーになります。
特別な工具の必用はありませんが、標準の車載工具を使用するとネジの頭を滑らせるリスクがあるため、専用の工具を用意することを推奨します。
まず、六角レンチを使ってボルトを緩めていきます。見えにくい箇所にはフックが掛かっていることがあるので、そこは力を加えて引っ張ることで取り外せます。
ボルトを外し終わったら、フロントの方向に向かってシュラウドを引っ張り、外していきます。引っ張る方向を間違えると、クリップが折れる可能性があるため、気をつけましょう。不安ならば、明かりを当てて固定されている部分を確認しながら作業を進めてください。
六角レンチで4ヶ所、ドライバーで6ヶ所のネジを外すと、ビークの取り外しが可能になりますが、ボルトの位置が見づらいため、取り残しがないように注意が必要です。最後にボルトを全て外したら、ビークを慎重に取り外して作業完了です。
まとめ
Vストローム250のくちばしの外し方についてまとめてきました。くちばしは機能上はあった方がいいですが、整備やカスタムで一時的に外したい、外した状態で乗りたいという方は取り外すこともあるでしょう。