CB400SFの重量について注目していきましょう。
年式によって軽量化されているモデルが存在するのかについても詳しく見ていきます。
CB400SFの重さとその歴史
1992年式 CB400SF | 193kg |
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1995年式 CB400SF ver.R | 195kg |
1996年式 CB400SF ver.S | 194kg |
1999年式 CB400SF V-TEC1 | 188kg |
2002年式 CB400SF V-TEC2 | 189kg |
2004年式 CB400SF V-TEC3 | 190kg |
2008年式 CB400SF V-TECRevo | 194kg |
2014年式 CB400SF V-TECRevo後期 | 199kg |
ここでいう「車重」とはバイクの装備重量で、オイルやガソリンを満タンにして測定した実際の重量を指します。新しいモデルに更新される都度、車重は変化を繰り返します。バイクは進化の過程で軽量化を目指し、例えば鉄製の部品をアルミニウムやステンレスに取り替える、部品自体の数を減らすなど、技術の進歩によって軽量化の工夫が施されているのが一般的です。
ただし、技術が進歓迎ンしているにも関わらず、モデルチェンジの際に車重が増加する事例も存在します。その一因として、バイク産業界では排ガスや騒音に関する規制が年々厳格化しており、それに対応するために新しい装備品を搭載する必要が生じます。
具体的な例として、平成11年に施行されたより厳格な排ガス規制では、規制をクリアするために「触媒(キャタライザー)」が必要となりました。これにより、排ガスを浄化するための装置がマフラーに組み込まれるバイクが増加し、結果的に車重は増加傾向にあります。
バイクの性能や機能の進化に注目が集まりがちですが、厳しい規制を遵守するために、バイクメーカーは努力を惜しまないという側面があります。
CB400SFの車重軽減テクニック
- 社外製の軽量マフラーに交換することで重量を削減
- 不必要なカスタムパーツを追加せずに余分な重さを避ける
社外軽量マフラーへの交換
車両の総重量を減らす方法のひとつとして、純正のマフラーをより軽量の社外マフラーに取り替えることがあります。チタン、アルミ、ステンレス、カーボンなどの材質は軽量であるため推奨されています。例えば、CB400SFの新しいモデルでは純正マフラーがすでに軽量化されているため、この変更効果はあまり期待できませんが、年式が古い車両に対しては、その効果は顕著です。
特にV-TEC3以前のモデルのマフラーはかなり重いため、社外品への交換によって車両の重量を著しく軽減できるでしょう。お勧めの製品としては、モリワキのチタンマフラーや、ダイシンレーシング製のアルミマフラーなどが挙げられます。
必要のないカスタムパーツは装着避けましょう
バイクのカスタムが好きな人も多いですが、装着するパーツを厳選することで重さを少しでも減らすことが可能です。不必要と感じるパーツは取り付けず、必要最低限に抑えることが大切です。
たとえば、トップボックスは荷物運搬に便利ですが、使用していない場合は外してしまってもいいかもしれません。トップボックスはバイクのエンジン部分とは異なる、遠くの位置に設置されるため、荷物を満載すると操作性が悪くなりやすく、ハンドリングにも悪影響を及ぼすことがあります。だからこそ、不必要ならば取り去ることで、バイクの扱いやすさを改善できます。
CB400SFと400ccネイキッドバイクの車重比較
400ccクラスの各社4気筒ネイキッドバイクの車重を比べてみることにしましょう。今回はCB400SF V-TEC3を基準として、同世代のバイクをピックアップしてみました。
CB400SF(ホンダ) | 170kg(乾) |
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XJR400R(ヤマハ) | 177kg(乾) |
ゼファー400(カワサキ) | 185kg(乾) |
ZRX400(カワサキ) | 187kg(乾) |
インパルス(スズキ) | 177kg(乾) |
GSR400(スズキ) | 185kg(乾) |
比較する際には乾燥重量を指標にしている点をご注意ください。これはオイルや燃料を含まない状態での計測値で、かつてはこの数値が標準でした。ちなみに2009年頃からは、装備重量がカタログ表記に採用されるようになりました。公平な比較のために、ここでは乾燥重量で見ていきます。
軽量化はCB400SFの際立った特長で、他社の同クラスバイクと比べるとその差は明らかです。水冷式エンジンを搭載するバイクは冷却水やラジエターの重みが加わるため一般的に重くなりがちです。しかし、CB400SFはそれを差し引いても軽量化に成功しており、他車種と比べて総重量を減少させています。
CB400SFの車重に関する概要
CB400SFの車重は年式によって多少の違いがありますが、一般的には約190キログラムとされています。この重量は、同じクラスにあたる他のメーカーのオートバイと比較してみても、軽量な部類に入ることが特徴的です。実際、教習所でのトレーニングにもこのバイクが選ばれることがありますが、その際に軽量であることが扱いやすさのポイントとなり、これは非常に好ましい側面であると言えるでしょう。