「ストファイバイクってカッコ悪いの?メリットとデメリットは何?」こういった疑問を解消するため、3年間の使用体験に基づいてストリートファイターバイクの良し悪しをご紹介します。
特にストリートファイターバイクにご関心がある方にとって、この情報が役立てばと思っています。
ちなみに私が所有しているバイクはヤマハのMT-09です。これは2018年にモデルチェンジされた国内でも人気の高いバイクです。
バイクのストリートファイターはダサい?メリットは?
私が個人的に実感しているストリートファイターバイクの利点は、下記の点にまとめられます。
見栄えの良さに注目
ストリートファイターバイクの魅力のひとつは、そのスタイリッシュな外観です。これはあくまでも個々の感想に基づいたことですが、多くのライダーが見た目のカッコよさに惹かれて選んでいることでしょう。
ネイキッドバイクのシンボルともいえる露出したデザインに、鋭角的なラインを加えたフォルムが特徴的です。最近の傾向として、車体をコンパクトにまとめる設計がされており、MT-09のような大きなバイクであっても、操縦性に優れています。
機動力が抜群
ストリートファイターバイクの魅力の一つとして、その高い機動性があります。なぜこれほどまでに機動力が高いのか、その主な理由は以下の二つです。
- 車両が軽量であること
- 十分な馬力があること
「ストリートファイター」という名前が示すように、このバイクは都市部での運転において顕著な強みを提供します。
乗車時の視野の広さとポジションの快適性について
ストリートファイタータイプのモーターサイクルでは、ハンドルが比較的高めに設定されているため、乗る際の体勢は立った状態に近くなります。まるでオフロードバイクを操るかのような感覚を味わうことができるわけです。
このようなライディングポジションには、周囲の状況を広く把握できるという大きな利点があります。運転する際に余裕を持てるほか、事故リスクの低減にも繋がるでしょう。さらに、この姿勢は長時間の運転でも疲れにくいため、私個人としては非常に好ましいと思います。
ストファイバイクの扱いやすいメンテナンス性
ストファイバイクの大きな魅力の一つには、そのメンテナンス性の良さがあります。ネイキッドバイク同様、工具が直接ボルトやネジにアクセスしやすい構造は、メンテナンス作業を容易にします。これに対して、カウリングを取り外す必要があるタイプのバイクでは、メンテナンスがやや面倒に感じられることもありますね。
例えば、オイルやプラグの交換は定期メンテナンスの一環ですが、これらはバイク乗りであれば頻繁に行う作業です。したがって、メンテナンスの手軽さは、意外と大きなポイントになるのです。
ストファイバイクのデメリット
一方で、デメリットとしては次の点が挙げられます。どんなバイクにも完璧なものはなく、それぞれに課題が存在します。
高速道路とストリートファイターバイクについて
トータルでみれば、ストリートファイター系のバイクは、高速道路に弱い傾向があります。具体的には次の2点が挙げられます。
- ライダーに直接風が当たりやすく空気抵抗が大きい
- 燃料タンクの容量が比較的小さい
直接風を受ける設計によって空気抵抗が増すため、燃料消費が悪化する細かい問題が生じます。また、強い風圧はライダーの体力を知らず知らずのうちに奪い、疲労を早めます。このため、高速道路での長距離走行には、あまり適していないと言えるでしょう。
タンデムの難しさと車種の選択
ストリートファイタータイプのオートバイは、スタイリングの一環で全体的にコンパクトなデザインを採用しているため、後部座席が狭めに作られることが多いです。
そのため、彼女や奥様とのタンデムを楽しむ際には、やや難しいかもしれません。
特に、私の所有するMT-09はシートが薄く硬質で、座り心地はあまり良くありません。まさにスパルタンな感触を提供しているわけです。
よくタンデムをするならば、座面が快適で収納スペースもあるビッグスクーターの方が、使い勝手が良いと言えるでしょう。
評価は賛否両論!「ダサい」との声も聞こえる?
最近注目されている”ストリートファイター”と呼ばれるカテゴリのバイクですが、伝統的なデザインを愛するライダーたちからは受け入れがたい場合もしばしば見られます。バイクに詳しくない人たちからは魅力的だと言われることもありますが、その一方で独創的すぎるデザインが不評を買うこともあり、「ロボットのようで気に入らない」「デザインが強すぎる」といった意見を耳にすることも少なくありません。
しかし、バイクを楽しむのは結局は個人の喜びですから、自分が最もかっこよいと感じる一台を選ぶことが何より大切です。自分にとって理想的なバイクであれば、それが最良の選択であると言えるでしょう。
ストファイに対する偏見は狭い世界観
ストリートファイタースタイルをはじめとしたバイクに対する「ダサい」という評価を他人に押しつける方々は、おそらく視野が狭いでしょう。バイクの魅力は、ダサさやカッコよさを超えた多様性にあります。あらゆる車種が持つ独自の魅力は、人々の個性を映し出す華やかな色彩のようなものです。けれども、一方的に自分の感覚を他人に押しつける態度は、視野の狭さを示し、自ら人生の深みを減らしているかもしれません。
異なる意見に出会ったときには、「なるほど、そういう見方もあるな」と柔軟に受け入れることで、より豊かな人生が待っています。もとに戻ると、ストリートファイタースタイルのバイクにダサいとかカッコいいとかのレッテルは不要だと私は考えています。
まとめ
私個人の見解としては、ストリートファイター系のバイクには特別な魅力を感じています。ですが、このスタイルのバイクにはどうも合わないシーンがあるようです。具体的には:
- 極めて長い距離のツーリングをよく行う方
- タンデムでのデートによく出かける方
- 高速道路の利用が多い方
上記のような方々のニーズにフィットしづらい可能性があります。かといって、市街地での使い勝手や少ない移動距離の場合には、適していると言えるでしょう。また、流行に左右されやすいジャンルのため、多種多様なカスタムパーツが市場に出回っているのも大きなメリットです。
ストリートファイター系は、純正車のままで楽しんでも、カスタムを加えて楽しむのもいいでしょう。外観へのこだわりを持つバイクライフを満喫したい方には、非常に相応しいジャンルだと思います。
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