「バイクのライダーは危険な運転をしている」と感じる自動車運転手や歩行者も少なくないでしょう。時には、不適切な振る舞いが大きな迷惑となる場合もあります。本記事では、バイクに乗ることが好きな筆者が、なぜバイク乗りが他人から”頭がおかしい”と見なされるのか、その原因を探りながら、より安全な運転に役立てる方法を考えていきます。
これを踏まえた上で、私が伝えたいことは明確です。
結局のところ、迷惑とされる行動を取るのは「頭がおかしい」とされる特定の個人であり、彼らはどんな乗り物に乗っていても同じような行為を繰り返すのです。ですから、これを機に、ライダーの皆さんにもマナーの重要性を再認識し、向上させる一歩を踏み出していただければと思います。
バイク乗りの頭がおかしい行動
バイクのマフラー音問題
周囲の迷惑となる要因の中でも特に頭を悩ませるのが、バイクの排気音の大きさではないでしょうか。多くのライダーは自らの意思で高額なマフラーを購入し、あえて音を大きくして楽しんでいます。特に歩行者のそばを大音量で通り過ぎた際には、その音に驚く人も少なくありません。迷惑だと思われがちなこのトラブル、大多数の人たちが不快感を覚えます。
一部の走り屋を除く
サイレンサーを取り外して爆音を響かせ、コールと呼ばれる行為をする「走り屋」に関しては、この限りではありません。
バイクのマフラーのうるさい音をどうにかして消音する方法はないのでしょうか。また、自分でできるマフラーの加工方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
バイクの渋滞時のすり抜けについて
二輪車はそのサイズを活かして、車の列を縫うように進むことができます。特に渋滞時や信号で停止している際、このようなすり抜け行為を目にすることがあります。その合法性には地域や状況による違いがあり、しばしば議論の対象となっていますが、他の車両運転手から見ると非常に危険な行動と映ることが多いです。特に、バイクのマフラーが改造されて大きな音を発している場合、車の隣を大音量で急にすり抜けられると、驚きや恐怖を感じるドライバーも少なくありません。
スピードの出し過ぎについて
たまに、恐ろしいほどの速さで駆け抜けるバイク乗りを目にすることがあります。そのような危険な走りに対して、「危ない」と感じる方も少なくないでしょう。大きな音を立てながら車の間を縫ってスピードを出し続けるライダーを見ると、不快に思う人もいるはずです。バイクに乗ると人格が変わるかのように、ハンドルを握ることで気分が高揚してしまうことが、こんな運転をする一因かもしれません。
突然の割り込み行為
ウインカーを使用しないまま割り込んでくるバイクが目立ちます。ドライバー側からすると、予告なしに現れてくることで不快感を覚える人も少なくないはずです。車に比べてバイクのウインカー使用率が低いのは、車の場合、ハンドル操作でウインカーが自動でオフになるのに対し、バイクでは多くのバイクが手動でウインカーボタンを戻す必要があるため、手間を感じて敬遠するライダーもいるからです。
車間距離が近い
後ろを走るバイクが密着しているような状況に遭遇すると、不愉快に感じる人も少なくありません。四輪車と比べて摩擦が少なく、車間距離の感覚が異なるため、バイクが無意識のうちに近づいてしまうこともあります。特に停車時よりも走行中に接近してくるバイクは危険そのものです。経験豊富なライダーや上級者であれば、そうした運転をしないことはもちろん、急停車ができる範囲を常に意識しています。万が一の事態に対処するため、こちらから安全に道を譲る選択をするのが賢明です。
バイク乗りが見ても頭がおかしい行動
バイク乗りの間で広がる「ヤエ―」の風習
バイクを運転する人々の間で、一風変わったあいさつのやりとりが行われており、それには「ヤエ―」という名称がついています。詳しい起源は不明ですが、バイク同士が道で行き交う際に、挨拶代わりに行うのが一般的になっています。
YOUTUBE上ではこの「ヤエ―」が頻繁に取り上げられており、より多くの人々に知られるようになっているようです。実際に「ヤエ―」を行う側は特に深く考えずに実践しているケースが多いですが、反対に「ヤエ―」を受けて返さなかった側には、しばしば罪悪感が生じることがあります。
団体ツーリングについての一考
団体でのツーリングが悪いわけではないのですが、10台程度ならまだ許容範囲としても、20台を超えて集まり一緒に走る場合、他の運転手にとっては快適とは言えないかもしれません。特にSNS上ではマナーを巡りしばしば議論の的となります。
地方コンビニの占拠問題
以前触れたように、ツーリングの一団が地方のコンビニで頻繁に見かける風景がある。彼らはコンビニエンスストアを長時間にわたり占有しています。このような行動は、店舗運営者にとっては非常に迷惑なことでしょう。誠実な団体ツーリングでは、訪問先の駐車場への事前許可を得て行動することが普通です。成熟した大人たちが駐車場に長時間に渡り屯しておしゃべりをしている光景は、たとえ子供たちが見たとしても、望ましいものではないことは明白です。
バイク乗りのココがおかしい
車の方が安全で快適
「バイクに乗る人って非常識だ」という見方があるのは理解できます。確かに車は安全性が高く、居心地の良さも格段に上です。バイクだと冬場は冷え切り、夏には炎天下で熱い!とボヤキながら走ることになります。しかしながら、楽しみ方は人によりさまざまですし、車には無い特別な魅力がバイクには存在しているのかもしれません。
バイク乗りに対する誤解を解きます
最初に申し上げる通り、バイク乗り全員が無謀なわけではありません。
例えば、バイクに乗る人で時折危険な行動をとる者がいますが、それはバイクに限った話ではなく、車でも自転車でも同様です。
むしろ、多くのバイク乗りは安全運転を心がけており、定期的に安全運転教習を受講したり、コミュニティのイベントに参加したりしている人々も少なくありません。
ただし、普通のドライバーから見れば、バイク運転が危険に感じることも事実でしょう。
バイクを使う皆さんには、運転マナーを守りながら楽しくバイクライフを送ることが求められます。
警視庁は、事故防止のため、バイク乗り向けの啓発サイトを最近特に積極的に展開しています。
気になる方は是非チェックしてみてください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。