GB350が買えない理由は？手に入らないって本当？

400ccクラスでは最も人気のあるGB350/Sですが、注文が集中してしまい、購入を希望するユーザーが次々と手に入れられずにいます。

「現在の納期状況はどうなっているのだろうか？」と気になっておられる方々も少なくないでしょう。

2023年12月7日時点でHONDAドリームに確認したところ、以下のような回答を得ました。

• 予約は可能で、在庫も存在する。
• 特段の納期遅延は発生していない。
• ただし、カラーによっては納期に時間がかかる場合があるそうです。
• ※地域差による違いも存在するかもしれません。

この記事では、GB350がなぜ購入が困難なのか、その理由から現状、そして再び購入が難しくなる可能性のあるタイミングについて詳しく解説いたします。

GB350/S/Cの購入を考えている方は、ぜひお読みください。

GB350買えない主な理由とは？

排ガス規制により予約が一時終了していたものの、現在は通常通り予約が受け付けられています。

本当の購入困難の背景は？

実際のところ、インド市場での大ヒットが国内供給を圧迫しており、インドでの需要が日本国内を上回る状況が影響しているようです。

再び購入が厳しくなるタイミング

GB350Cの発売による新たな予約の殺到や、他のバイクモデルの余剰が発生することが、購入時の状況に変化をもたらすかもしれません。

入手困難になったら中古車を検討

新車が手に入らない場合は中古市場も選択肢にあり、そちらは豊富な在庫がありますが、リコール履歴などには注意が必要です。

GB350を手に入れるには？

本記事内で紹介した情報を参考にしつつ、納期・在庫状況を確認してご検討ください。

GB350買えない理由まとめ

以上が、HONDA GB350の購入が難しい理由と現在の状況、そして注意したいポイントです。最新の情報は直接ディーラーに問い合わせることで確認しましょう。

GB350が買えなくなった理由は？

GB350という製品が市場から姿を消した背景には、一体何があったのでしょうか。絶えず変化し続ける消費者のニーズ、進化する技術、そして競合製品との激しい競争など、様々な要因が考えられます。製品が消滅する瞬間には、往々にしてこれらの複雑な要素が絡み合っているものです。

排ガス規制による予約終了の経緯

Hondaの公式情報によるとGB350の購入ができなくなったのは、令和2年度の排ガス規制に伴うモデルチェンジが原因です。

その流れを時系列で要約します。

• 2021年4月22日(木)にGB350、7月15日(木)にGB350Sの発売が開始され、国内年間4,500台の販売が計画されました。
• この排ガス規制のため、2022年(令和4年)10月31日までに車両の完成検査を終える必要がありました。
• 2022年の春には、上記の予約枠が既に全て充足されてしまいました。
• 以降、モデルチェンジ後の車両が発売されるまで、購入が一時停止となりました。
• 2023年には、排ガス規制への対応を経た新モデルが発表され、7月6日から国内年間11,000台の生産体制で販売が開始されました。
• 2023年12月時点では、新モデルの予約受付が行われています。

当初の目標販売台数4,500台を超える5,800台が売れたとされる一方で、排ガス規制への対応で生産終了のうわさがあったため、予約が急増しました。

受注が予想を上回った結果、予約終了に至り、購入希望者の間で買えない事態が発生しました。

2023年5月26日には、公式からモデルチェンジが発表され、7月6日からは排ガス規制に適応した新モデルが出荷されている現状です。

現在、通常通りの予約受付を行っています

Hondaの公式情報によれば、2023年の12月現在でもホンダドリームを通じてGB350の予約及び納車がスムーズに行われているとのことです。予約状況についてはホンダドリームにて確認しています。

GB350の人気は今後も続くことが予想されるため、興味がある方は早めに行動することをおすすめします。また、多くの店舗には展示車両がありますので、実際にホンダドリームや在庫を持つ販売店へと足を運んでみるのも良いでしょう。

排ガス規制についてはしばらくの間問題ありませんが、世界情勢の不透明さが生産に影響を及ぼす可能性も否定できません。そのため、ご関心がある方はお近くのホンダドリームへと急がれることを推奨します。

GB350が入手困難になった背景とは？

インド市場での圧倒的な人気

GB350は、インド市場向けに販売されていたHONDAハイネスCB350の日本向けバージョンです。インドではこのモデルが2020年に発売されて以降、わずか3ヵ月で10,000台の売上を記録しました。

この実績はHONDAインドの公式発表によるもので、公式サイトでも確認できます。年間の販売台数については正確な数字は公表されていませんが、推定すると約30,000台程度に達している可能性が高いです。

インド市場において、これほどまでにニーズが集中し、日本国内でも入手困難になるのは理解できます。

日本でのGB350は熊本製作所が組み立てを担当しておりますが、多くのパーツはインド製です。そのため、部品不足に陥るのは必然的な結果といえます。

確かに、グローバルで活躍するHONDAとしては、国内の消費者としても誇りに感じるものがあります。しかしながら、部品供給の遅延は残念ながら避けられない事態です。それでも、なぜインド市場を優先するのかというと、そこには明確な理由があるのです。

国内市場より熱いインドのバイク市場

皆様がご存知のように、ホンダは二輪車の世界市場でトップシェアを誇る国際的な企業です。特に、年間2,000万台以上の販売規模を持つ、インド市場の重要性は言うまでもありません。日本国内の販売台数と比較すると、わずか40万台程度であり、インドでは日本の全保有台数、約1,000万台の2倍以上のバイクが毎年売られています。

明らかに、企業戦略上、インド市場に焦点を当てることは合理的な選択であり、欧州の多くのメーカーもその生産基地をインドへ移しています。これからの世界の二輪車メーカーの争いの舞台は、ますますインドになることでしょう。

そんな動きがある一方で、モデルチェンジ後の生産数は倍増し、初期販売の段階でより多くの台数が提供されています。カラーバリエーションによっては、納車までに時間がかかることもありますが、ホンダファンとしては、このような取り組みに感謝の気持ちでいっぱいです。

GB350が再び手に入らない時期はいつか？

新型ホンダGB350C、予約の殺到は必至か

HONDAがインドでの新型モデル発表の流れで、注目のGB350Cをリリースすることを発表しました。具体的な発売日はまだ正式に定められていませんが、2024年の6月頃と見込まれています。

スタンダードなGB350にクラシックな要素を取り入れたこのモデルは、販売開始と同時に予約が殺到し、予約枠が一杯になってしまう可能性が考えられます。

同じくKawasakiはメグロS1やW230といったバイクを披露しており、250cc以下のクラスへの関心が高まっている中、GB350Cに対する予約が集中し、手に入れる機会を失うリスクも予想されます。

今後のGB350Cの動向から目が離せません。

他車種は供給過多の傾向に

HONDAの主要な車種であるレブル250や新たに市場に投入されたCL250の現状についてみてみましょう。

※2023年12月時点、グーバイクによるデータ(https://www.goobike.com/index.html)

GB350を除いた他の車種に関しては、十分な在庫量があることから供給に乱れは見られません。

特にCL250は在庫がかなりあり、過剰な供給を感じさせる状況です。

一方で、GB350の供給は完璧とは言えず、2022年に購入しにくい状況だったものの、平均価格の流れは少しずつ安定してきています。

中古車価格が依然として高止まりしている要因は、現在の在庫が価格高騰期に仕入れられた車両であるため、売価を下げるためには損を受け入れる必要がある為、価格が下がりにくい状況にあるのです。

2024年には需要と供給の均衡が取れ、新車の価格を中古車が超えることなく、中古車価格が下落すると予想されています。

GB350が新車で手に入らなくなれば、中古市場も選択肢に

中古のGB350について豊かな選択肢

2021年に発売されたGB350は、市場にて状態の良い中古車が多く見られます。新車が手に入らない場合は、中古市場の検討がおすすめです。

2021年の初期モデルと2023年の新型モデルの間で大きな違いはほとんどなく、以下の点が異なります：

• カラーバリエーションの違い
• 令和2年度排ガス規制のクリアに関わる2BLから8BLへの変更

それらを除くと、モデル自体の装備に変更はなく、少ない走行距離の車両も数多く存在するため、新型でなくてはならないという理由は特にないでしょう。排気の仕様変更はマフラー選びに影響する可能性がありますが、2BLのマフラー選択の方が多彩であり、中古を選ぶ利点は存分にあるといえます。

中古車購入時のリコールチェックポイント

中古車を選ぶ際には、リコール済みか否かをきちんとチェックすることが大事です。特に価格が上がっていることで長期間在庫として残っている車については、リコールが未対応の場合があります。リコールの内容は主に以下の点です。

• リヤストップスイッチに関する制動灯の問題
• バンクアングルセンサーに起因する電気装置の問題

リコール対象の車に関するデータは次の通りです。

GB350およびGB350 Sについては、ほとんどの2BL型式車両が対象となります。購入後は速やかにリコール対応を受けるか、販売店への相談が推奨されます。Hondaの公式ウェブサイトでさらに詳細情報を確認できます。

Hondaリコール情報ページ

GB350の購入方法について

GB350の新車を手に入れるには、以下の方法があります。

• ホンダドリーム店
• 新車・中古車販売店

新車のご購入では、HONDAドリームまたはHONDA製品を扱っている販売店がおすすめです。新車の値引きはほとんど期待できませんが、近場の販売店から購入することで、今後のメンテナンスも安心して任せられます。

最寄りのホンダドリーム店を見つけるには、Googleで「ホンダドリーム」と検索し、電話でのお問い合わせが効果的です。

購入を迷っている場合は、試乗やレンタルサービス（4時間10,000円から）を利用するのも良いでしょう。

レンタルに関して詳細は以下のリンクからご確認いただけます。

レンタル情報はこちら

ホンダドリーム店の検索については、下記リンクをご覧ください。

ホンダドリーム検索窓

新車在庫数を調べたい場合は、全国のグーバイク在庫から検索できます。

グーバイク新車在庫数確認

中古車の検索をする場合、グーバイク中古車の検索窓を利用してください。

グーバイク中古車検索窓

GB350を手に入れられない理由を解説

この記事を書いている現時点では、GB350の予約はスムーズに行えます。

しかし、世界的に見て状況が不安定なので、いつ製品の供給が停止するか予測がつきません。

購入を考えている方は、現在在庫が確保されている間に、予約をすることをおすすめします。

記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。