125ccのスクーターでかわいいモデルは見つかるのでしょうか? 日本国内には多彩な125ccスクーターがありますが、そのデザインに心ときめくものを見つけるのは難しいと感じる人もいるでしょう。
国内メーカーのラインナップに魅力を感じないなら、海外ブランドの個性的で洗練されたスクーターに目を向ける手もあります。 しかしその際には海外製ならではの様々なデメリットも理解しておく必要があるでしょう。
この記事では、海外製のキュートな125ccスクーターモデルについて、国産モデルとの違いやデメリット、さらにおすすめのモデル7種類をピックアップして比較解説していきます。 キュートな125ccスクーターがお求めの方は、ぜひご一読ください。
海外製の125ccスクーターの可愛いモデルのメリットデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
かわいい | 燃費が悪い |
個性的 | 故障による修理代 |
人と被らない | 重量が重い |
メリットは何と言ってもデザインが可愛いことですね、国内のモデルは機能やコスパ重視なモデルが多く、デザインはほぼ男性向けです。個性的でクラシックなデザインが多く、主にヨーロッパから販売されています。
しかし、ただかわいいスクーターをおすすめするわけにはいきませんので、デメリットの方が多いことをお伝えします。まずは燃費の悪さです、現在国内で販売されているモデルの1/2までとはなりませんが、かなり悪いと思って下さい。
日本では車や、バイクでも、Lあたりの燃費が表記されています。そもそもヨーロッパ諸国が厳しい排気規制を行っているのですが、自国の販売モデルの燃費表示すらないのが現状です。
具体的には国産125ccで燃費が良いモデルは50~60km/L前後、ヨーロッパ製は30~40km/L前後です。海外モデルの燃費は国内モデルの、1世代か2世代前の燃費ですので、その点は注意して下さい。
また修理代も国産のモデルに比べると、部品が海外からの取り寄せになった場合は、取り寄せに時間が掛かる場合があり、費用も割増しに掛かります。
同じ修理でも国内モデルより、費用が掛かることは覚悟しておいた方が良いでしょう。さらに重量はかなり重めです、国内モデルと比較すると20kg前後は重いモデルが多いですね。特に女性はセンタースタンドを掛ける場合、軽量な車体に比べると重いと感じやすいと思います。
海外製125ccスクーターの購入時のアドバイス
海外製の魅力的な125ccスクーターを購入する際は、保証やアフターサービスの充実している正規販売店の利用が大切です。ゆとりをもってサポートしてくれる正規販売店なら、万が一の故障時にも安心です。
特に留意したいのは、並行輸入されたバイクの取り扱いです。これらの商品は正規ルートから外れているため、アフターサポートが期待できないことも多いので要注意です。将来を見越して、メンテナンスや保障を受けやすい正規販売店からの購入をおすすめします。
スクーターのモデル紹介セクションでは、近くの正規販売店を探すための検索機能を設けています。ご自宅からアクセスしやすい販売店を調べて、ぜひ最適な購入先を見つけてください。
Vespaベスパのかわいい125ccスクーター
ベスパ プリマベーラ125について
ピアッジオが製造し、イタリアから全世界に輸出されているスクーターブランド「ベスパ」。日本においても数多くの愛好者がいることで知られており、その歴史は60年を超える長さになります。
ここで紹介するプリマベーラモデルは、その名の通り、1960年代のデザインを彷彿とさせる外観を持ち、125ccと150ccの車種が展開されています。
このスクーターの外観はレトロながら、フロント部にはABSを備えたディスクブレーキ、USBの接続口、そしてLEDを使用したライト類など、現代的なテクノロジーが盛り込まれているのです。
さらには、様々なカスタマイズが可能なオプションパーツも展開されており、個性的なスタイルを楽しむことができます。
主なスペックは以下の通り:
発売日 | 2021 |
---|---|
シート高 | 790 |
車両重量 | 130kg |
最高出力(PS) | 10.7 |
最大トルク(N・m) | 10.2 |
タンク容量 | 7 |
本体価格 | 517,000円~ |
燃費や重さは前もって留意するべき点ですが、その出力は国内製品と比較しても十分に高いレベルです。カラーバリエーションは4種類から選べ、自分好みのスタイルが見つかります。
ベスパの正規取扱店の一覧は以下のリンクからご確認いただけます。
ベスパ正規販売店
ベスパ LX125について
ベスパから投入された手頃な価格のモデルがLX125です。
このLX125は2023年に市場に出たばかりで、先行するモデルであるプリマベーラは2021年版。新車を検討している方には、LX125を推奨します。
LX125とプリマベーラとの違いは、細部のデザインに若干の異なりがある一方、LX125の方がサイズ感がコンパクトで、軽量ながらもABS付きフロントブレーキを装備しています。またUSBポートの備えるほか、照明装置にはLEDを使用しています。
発売日 | 2023 |
シート高 | 785 |
車両重量 | 120kg |
最高出力(PS) | 10.6 |
最大トルク(N・m) | 10.9 |
タンク容量 | 7.5 |
本体価格 | 462,000円~ |
ただし、プリマベーラとは異なり、LX125には現在ほとんどオプションが存在していません。スマートフォンホルダーやチェーンロックのみが選択できる状態です。プリマベーラのような豊富なオプションを期待する方には物足りないかもしれません。
詳しい情報は、各販売店に直接お問い合わせください。また、カラーバリエーションは3色用意されています。
公式サイト:ベスパのこちら
販売店情報
正規販売店の一覧については、こちらをチェック。
ベスパの公式ホームページにアクセスしたい場合は、こちら↓からどうぞ。
プジョーの愛らしい125ccスクーター
DJANGO ジャンゴ
日本市場にも親しまれているプジョーのスクーター「DJANGO(ジャンゴ)」について言及しましょう。本来フランスの企業だったプジョーは、今ではイタリアとアメリカなどが絡む多国籍自動車グループ「ステランティス」の一員となっています。ネオレトロなデザインが魅力的なこのスクーターは、120年以上の歴史を誇ります。
ジャンゴは標準仕様とともに、ファイナルエディション(限定版)、エバーション、スポーツモデルなどがラインアップされており、2023年にはファイナルエディションの販売を最後に生産が終了しました。
すでに売り切れてしまっているモデルも存在し、各在庫がなくなり次第、絶版となる予定ですので、ジャンゴの購入を検討している方は今がチャンスかもしれません。
ジャンゴ ファイナルエディション | ジャンゴ |
ジャンゴ エバーション | ジャンゴスポーツ |
プジョー公式サイト:ジャンゴ紹介ページ
発売日 | 2019 |
シート高 | 770mm |
車両重量 | 129kg |
最高出力(PS) | 10.6 |
最大トルク(N・m) | 9.3 |
タンク容量 | 8.5L |
本体価格 | 430,000円〜 |
ご注意ください。色によって価格は異なります。
性能面では、USBポートを搭載し、フロントABSブレーキ、125ccながらディスクブレーキを備えたリアブレーキで優れた制動力を備えたジャンゴは、実用性もバッチリです。
国内では珍しい洗習のデザインもジャンゴの大きな魅力。乗ることであなたもまるでパリの街角を行くような気分を味わえます。
正規販売店一覧
ジャンゴの正規販売店一覧はこちらからご確認いただけます。
プジョー公式ホームページへはこちらから
ランブレッタの愛らしい125ccスクーター
V125 Specialの魅力
ランブレッタという名前のイタリア製モータースクーターは、その長い歴史を持ち、1947年にその第一歩を踏み出しました。
時を経て工場が閉鎖される時期もありましたが、2017年にはオーストリアのKSRグループと手を組み、新たな有限会社ランブレッタとして再出発を果たしたのです。
国内におけるこのブランドのファンは多く、その支持は熱く続いています。最新のランブレッタモデルには、フロントとリアのディスクブレーキやUSB充電ポートなどの最新機能が搭載されています。
発売日 | 2022 |
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シート高 | 800mm |
車両重量 | 不明 |
最高出力(PS) | 11.4 |
最大トルク(N・m) | 10.3 |
タンク容量 | 6L |
本体価格 | 460,000円~ |
V125 Specialには、Fixとバイカラーの選択肢があり、合計6つのカラーバリエーションが用意されています。詳しいカラーのラインナップはこちらからチェックできます。
ランブレッタのカラーラインナップ
また、ランブレッタシリーズには50ccや200ccのモデルも揃っています。特にランブレッタは通常のバイクショップでも手に入れることが可能です。
興味がある方は、正規販売店の情報をこちらから確認できます。ランブレッタの公式ホームページへのアクセスは下のリンクからどうぞ。
スコマディの魅力的な125ccスクーター
Technica 125i
スコマディは、イギリス発祥のスクーターブランドであり、2005年に創業した比較的に若い企業です。世界各地にはこのメーカーのファンが存在しています。スコマディのスクーターはクラシカルなデザインと現代的な高性能を兼ね備えており、製品ラインナップには2つのモデルがあります。
Technica 125i | ツーリスモTechnica 125i |
スコマディのパフォーマンスモデルはスポーティな印象ですが、ツーリスモTechnicaはクラシックなスタイルを持っています。特におすすめのツーリスモTechnicaのスペックに関しては以下の通りです。
発売日 | 2022 |
シート高 | 770mm |
車両重量 | 125kg |
最高出力(PS) | 9.7 |
最大トルク(N・m) | 9.5 |
タンク容量 | 11L |
本体価格 | 561,000円~ |
カラーバリエーションによっては価格が異なる場合があります。加えて、フロントとリア両方に備えられたディスクブレーキは高い制動力を誇りますし、USB Type-CとQC3.0をサポートする二つのUSBポートも装備されています。125ccクラスで11Lという大容量のタンクは群を抜いています。カラーの選択肢もSTDとDLXで異なり、上位モデルであるDLXは1万円程度プラスされ、計7色の中から選べます。
スコマディの正規販売店はこちらをタップ。
スコマディの公式HPはこちら↓
ロイヤルアロイの魅力的な125ccスクーター
TG125Sの魅力とスペックについて
イギリス発のロイヤルアロイは、1960-70年代の古典的なスクーターデザインを現代に甦らせ、特にランブレッタシリーズ2にインスパイアされたスタイリングが特徴的なウィガンを拠点とする名門ブランドです。
彼らのラインナップには、空冷エンジンのTG125と水冷エンジンのTS125Sのモデルがあり、特に推奨されるのは水冷エンジンを搭載したTG125Sモデルです。
発売日 | 2022 |
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シート高 | 不明 |
車両重量 | 148kg |
最高出力(PS) | 14.2 |
最大トルク(N・m) | 11 |
タンク容量 | 10.5L |
本体価格 | 847,000円~ |
TG125Sのスペック詳細については、高性能なポイントが多数存在します。前後にディスクブレーキが装備されており、フロントにはABSが搭載されています。更にフルLEDライト、10.5Lのタンク容量を備えるなど、125ccのスクーターとしては最大級の出力を誇ります。
カラーバリエーションも豊富で、シンプルな単色に加えて、魅力的なツートンカラーが5色から選べるのも大きな魅力。価格帯はやや高めですが、クラシックモデルに匹敵するプレミア感を鑑みれば、かえってお得感があると言えるでしょう。
気になるロイヤルアロイの正規販売店をお探しの方は、以下のリストからお選びいただけます。
ロイヤルアロイの全情報は公式HPでご覧ください。
国産の125ccスクーターは?
ホンダのリード125に関する魅力的な解説
参照元: Hondahttps://www.honda.co.jp/
「かわいい」かどうかは議論の余地がありますが、手頃な価格で提供されるホンダのリード125は性能面で見劣りしません。日本製のバイクが世界をリードしているという主張は、誇張とは言えないでしょう。この二輪車の特筆すべき点は、ダイナミックなデザインのフロントポジションランプや、シート後端がフラットになり荷物を積載しやすいことです。さらに、部分的に施されたカラーパーツも目を引きます(マットギャラクシーブラックメタリック色のみ)。
シート高 | 760mm |
重量 | 116kg |
燃費 | 52.5(60)〈2名乗車時〉 |
最高出力(PS) | 11 |
最大トルク(N・m) | 12 |
タンク容量 | 6.0L |
メーカー小売価格 | 324,500円 |
PCXの名が高いホンダの125ccクラスですが、リード125のパフォーマンスとコストパフォーマンスも見逃せません。特筆すべきは、特別に優れた燃費性能を持っているわけではないにせよ、50km/Lという堅実な実燃費を達成している点です。
アイドリングストップ搭載 | コンビブレーキ |
アイドリングストップ機能やコンビブレーキが標準装備されており、後輪ブレーキを操作すると前輪にもしっかり効果を発揮する点が特徴です。他のモデルではオプションだったり別モデルで提供されることが多いアイドリングストップ機能が、リード125には標準でついているのが嬉しい点ですね。次に、他の便利な機能も見てみましょう。
SMART Key | イモビライザー |
37Lラゲッジボックス | USB Type-C |
LEDヘッド&ポジション | 見やすいメーター |
買い物フック | キー連動燃料タンク |
収納式のタンデムステップやセンタースタンド、サイドスタンドなどの装備も魅力的です。スマートキーや37Lのシート下収納など、日々の使い勝手を考えた機能が満載されています。
さらに、充電のためのUSBポートが標準で備わっているので、追加の購入や取り付けが不要です。実用性に富んだ特徴が充実しているわけです。
選べるカラーバリエーションは4色で、マットギャラクシーブラックメタリックを選ぶと5,000円ほど価格が上がります。
魅力ある125ccスクーター比較チェック
メーカー | ベスパ | プジョー | ランブレッタ | スコマディ | ロイヤルアロイ | ホンダ | |
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モデル | プリマベーラ125 | LX125 | ジャンゴ | V125 | ツーリスモテクニカ125i | TG125S | リード125 |
イメージ | |||||||
発売日 | 2021 | 2023 | 2019 | 2022 | 2022 | 2022 | |
シート高 | 790 | 785 | 770 | 800 | 770 | 不明 | 760 |
車両重量 | 130kg | 120kg | 129kg | 不明 | 125kg | 148kg | 116kg |
最高出力(PS) | 10.7 | 10.6 | 10.6 | 11.4 | 9.7 | 14.2 | 11 |
最大トルク(N・m) | 10.2 | 10.9 | 9.3 | 10.3 | 9.5 | 11 | 12 |
タンク容量 | 7L | 7.5 | 8.5L | 6L | 11L | 10.5L | 6L |
本体価格 | 517.000円 | 462.000円 | 430.000円 | 460,000円 | 561,000円 | 847,000円 | 324.500円 |
諸経費や追加オプション料金は、基本価格に加えて必要になります。モデルや選択したオプションにより、ロイヤルアロイを除き価格は60万円以上になることも考えられます。
上述したスクーターの中において、ベスパのLX125とプジョーのジャンゴを特にお勧めします。LX125は最新モデルで、手ごろな価格で軽量なボディを特徴としています。また、多くの販売店と広範なユーザーコミュニティにより、情報交換が豊富な点も魅力の一つです。
一方でジャンゴに関しては、2023年に生産が終了となるため、新車在庫が消滅します。在庫があるモデルもあるため、もしあなたが新車をお求めなら、今が購入タイミングです。絶版車となると価格が上昇し、新車価格を超える場合もあるので、気になる方は早めに販売店に行って確認しましょう。
予算や希望に合わなかった場合、上記の中古車や国内メーカーの125ccスクーターの検討もおすすめです。国産スクーターはコストパフォーマンスが高く、高い性能と豊富な機能性が魅力です。中には100kg未満の軽量モデルや、1リットルで60km以上走れる燃費の良いモデルも存在します。興味を持ったモデルはぜひともチェックしてみてください。
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