一般的な認識ではバイクは危険な乗り物だとされがちです。そして、バイク乗りの人たちはしばしば周囲から好ましくない評価を受ける場合もあります。
ここでバイク愛好家である筆者が、バイク乗りが不良と見なされる理由とそうではないかもしれない現実をご説明します。
恋愛の悩みを抱え、バイク乗りの彼氏を持つ方々や、結婚を視野に入れているが未来に不安を感じている方々に、この記事が役立つことを願っています。
バイク乗りはクズが多い?バイク乗りが不評を買ってしまう理由
バイクにまつわる一般的認識とは
よくバイクは危険な乗り物だと思われがちです。これによりバイクに乗る人は問題を抱えているとか、「そんな年でなぜバイクに乗るの?」といった風に見られることがあります。しかし確かに、バイクのリスクを軽視している人もいるのも現実です。
公道を舞台にする無謀なライダーたち
一部のバイク乗りが行う公道での危険な振る舞いや他人に迷惑をかける行為は、少なからず存在します。同じライダーとして見ても、これらの行為は許しがたく、世間一般のバイク乗りに対する誤解を引き起こす大きな要因になっています。
実際のところ、問題はこうした行動をする特定の個人にあり、乗り物の種類を問わず危険行為に及ぶ可能性があります。そして、バイク乗りが常識外れと見なされる背景には、注意すべきいくつかの点が考えられます。
バイク乗りがツーリングを優先する傾向
バイク愛好家の中には、恋人とのデートを控えてでも、仲間たちとの走りに出かける人がいることがよくあります。「せっかくの約束なのに…」と怒りや落胆を覚えることもあるでしょう。
バイクとの付き合いは重視したいものですが、常にそれが優先されると、不満が募ることも。このように何度も繰り返されると、バイク乗りに対して悪い印象を持ち、「最低だ」と非難する人もいるでしょう。
バイクへの出費で節約が難しい
バイクには高級モデルがあり、中には自動車と同等かそれ以上に高額なものも存在します。平均的な新車のバイクの価格はおよそ100万円程度ですが、市場に出回っていない絶版車などは、200万円から500万円といった高価なものも少なくありません。
またバイクの所有には自動車と同様に維持費がかかります。独身の男性がバイクを楽しんでいるとなると、貯金が少なくなるケースも考えられます。
バイク乗りがクズではない事実
バイクライフへの再興「リターンライダー」の傾向
二輪車市場における購入層の年齢別分布に関して、自動車工業会の「2021年度 二輪車市場動向調査」によると、「50代」が全体の31%と最も多く、「60代」25%、「40代」19%と続く。これらの数字から、平均年齢は54.2歳であることが明らかになっています。
これらの情報から読み取れるのは、現在のバイク市場は一度バイクを離れていた層、いわゆるリターンライダーによって消費が支えられているという現状です。リターンライダーとは、若い時分にバイクに親しんだ人々が、家庭を持ち子育てが一段落した後に再びバイクの世界に戻ってくることです。
多くのライダーに共通の経験として、結婚や育児などの家庭の事情から一時的にバイクライフを離れるという事実が存在しています。
私の経験に基づく現実の一端
保有が難しくなる事情
結婚や共同生活を始めることで引っ越しが必要になり、バイクを維持することが難しくなることがあります。バイクを手元におく上での課題は、適切な保管スペースを見つけることです。
職場の変更で新しい住まいを探すケースは珍しくありません。さらに、仕事が忙しい20代~30代ではバイクに乗る時間が取れずに手放す人が多い傾向にあります。
財政的な要因による手放しの理由
多くの人が結婚を契機にバイクを手放す背景には、経済的な事情が関係しています。先に触れたとおり、バイクの維持には費用がかかります。
特に地方に住む方々は、車を夫婦それぞれで1台ずつ持つケースがよくあります。加えて、住宅ローンの支払いがあると、経費削減の対象としてバイクが真っ先に考えられることになります。収入に余裕があれば問題ないかもしれませんが、実際にはバイクを手放す方が多いというのが現状です。
バイク乗りかどうかが問題ではない
一般的にバイク乗りと言われる人々が悪いイメージで捉えられることがしばしばあります。しかし、実際は、多くのバイク乗りが家族を考え、愛情を持って行動しています。愛車を手放す選択をする誠実な人が多数を占めています。
バイクを愛するか否かという問題ではなく、その人がどれほど誠実か、また人としての相性が合うかが大切です。人の内面に目を向けることが重要であると考えられます。
お互いの相性を見極める手段として、相性占いを試してみるのも良いかもしれませんね。