この記事では、CB400SFという新車の供給が一時的にストップしていた問題について詳しく解説していきます。
CB400SFの受注再開の可能性は?
ユーロ5規制を満たさなければ、CB400SFの生産が再開される可能性は低いでしょう。ユーロ5対応の為のモデルチェンジが必要となりますが、現時点で生産再開の告知はありません。
1992年のデビュー以来、幾度の改良を経て現在に至るこの名車は、400ccクラスのネイキッドバイクセグメントにおいて長年にわたりリーダー的存在でした。その消滅は多くのファンにとって惜しまれることでしょう。
ただし、過去には一旦生産が終了したモデルが数年のブランクを経て排ガス規制への適合を果たしフルモデルチェンジを経て復活する例もあります。CB400SFの熱烈なファンは、復活の日を辛抱強く待つことで報われる場合もあるかもしれません。
しかしながら、排ガス規制がどんどん厳格化する度に感じるのが、本当にここまでオートバイの排出ガス規制を厳しくする必要があるのかという疑問です。自動車と比較して排出ガス量が少なく、市場に流通する台数も極端に少ないのですから。
バイクにおける排ガス規制が強化されても、環境への影響はそれほど大きくはないでしょう。しかし、規制の厳格化には以下のような否定的な側面が存在します。
- 生産中止の可能性
- 対応策のための高額なコストがかかり、新車の価格上昇につながる
- バイクの性能低下
このように排ガス規制の強化は、バイク業界にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。個人的な見解ですが、この問題は業界にとって少なからず懸念材料ではないでしょうか。
CB400SF、販売の幕を閉じる
CB400SFは、2022年春で生産を終了し、同年の10月には販売も終了しました。その背景には、ホンダが直面したユーロ5という厳格な排出ガス規制が挙げられます。既に国内規制やユーロ3、ユーロ4などの基準をクリアしてきたCB400SFでしたが、ユーロ5のハードルはホンダの技術力をもってしても超えることができなかったのです。
400ccクラスの4気筒ネイキッドバイクを取り巻く環境は、年々厳しさを増していました。とりわけ、平成19年に施行された排ガス規制は、このカテゴリーのオートバイにとって一つの大きな挑戦となりました。
今後の受注再開予定はなく、この名車の歴史にひとまず終止符が打たれた形となります。
かつてのバイク市場をにぎわせたヤマハXJR400、カワサキのゼファー400、ZRX400、そしてスズキのインパルスが排気ガスの規制基準を満たせず、生産中止となってしまいました。
こうした中で、400ccクラスのネイキッドバイクが絶滅するのではないかと懸念される中、ホンダのCB400SFはフューエルインジェクションシステムを導入することで排ガス規制をクリアし、そのカテゴリーでは圧倒的な地位を確立してきました。
しかし、それもつかの間、厳しいユーロ5規制を通過することができず、CB400SFも生産終了となったのです。教習所でよく見かける、多くのライダーに親しまれてきたこのバイクがなくなるのは、本当に惜しまれます。
CB400SFを製造している工場の生産ラインは、10月をもって停止することが決定しています。ただし、次世代モデルが登場する可能性は残されており、ファイナルエディションのリリースがなされていないため、予測が難しい状況です。
既に注文が入っている顧客に対しても、部品の供給遅延により、希望する色が提供できない可能性があることや、最悪の場合、納車自体がされないケースも考えられるとのことです。この件については、あるドリーム店長からの情報によるものです。
2022年3月にTwitter上で、ある情報がつぶやかれていました。
CB400SFの製造は、同年10月をもって生産ラインの稼働が停止するとのことです(これは確定情報です)。停止後には、新型車両が登場する可能性もあります(ファイナルエディションがまだ発表されていないために、次世代のモデルが展開されるかが注目されています)。しかし、すでに注文をしている顧客でも、希望する色が選べない可能性があるとのことです。
なぜなら、部品の供給が間に合わず、予約しても車両が納車されないリスクが存在するからです。この情報は、ドリーム店の店長からの耳打ちによるものです。
既に2022年春の時点で、CB400SFは生産終了となる運びだったようです。注文されている分の製造は行われ、2022年の10月をもって生産は完全に終了します。ある顧客は、例え既に注文していたとしても、希望のカラーが手に入らないことがあったとか。