「ツーリング時にヘルメットを脱ぐと、髪がペタンとなってしまう…」そんなお悩みを持つ方へ、髪型をキープするための対策やおすすめアイテムを紹介します。
楽しいバイクの旅も、ヘアスタイルが台無しになってしまうと、気持ちも沈んでしまいますよね。そこで、今回は私のバイクエピソードを交えながら、髪が潰れた際の応急処置と、潰れを防ぐための予防策をいくつかご紹介します。
これから述べるように、一度つぶれてしまった髪型を元通りにするのは非常に難しいもの。だからこそ、前もって対策をしておけば、髪型が崩れるのをある程度防ぐことが可能です。髪型崩れに悩む全てのバイクライダーの方々、この情報がお役に立てば幸いです。
ヘルメットで髪の毛潰れる!
一旦ヘルメットの圧力で潰れてしまった髪型を元に戻すのはなかなか難しく、中々元通りのボリュームを取り戻せることはありません。
その中でも最も効果的な復元方法としては、シャワーを浴びることが挙げられますが、ツーリング先でシャワーを浴びる機会は少なく、実際のところあまり実用的な対策とは言えません。
ヘルメットによる髪型の崩れとその理由
ヘルメットを装着することで髪型がつぶれてしまう主な要因は二つあります。
- 汗や皮脂が髪に及ぼす影響
- ヘルメットの内部からかかる圧力の影響
たとえば、髪が湿っている状態や、睡眠中に汗をかいてしまうと、寝癖がつきやすくなることがあります。これはヘルメットを着用した際にも同じです。したがって、髪の毛がつぶれるのを極力防ぎたいのであれば、ヘルメットの蒸れや圧力を軽減する対策が効果的です。
バイクヘルメットで髪の毛を潰さないためのおすすめ対策7選
バイクヘルメットを使う際に、髪の型崩れや蒸れ、圧迫感を防ぐアイテムや方法はあるのでしょうか。ここでは、そんな悩みを解消するための対策を5つ紹介します。
①「エアーヘッド」の利用について
ヘルメットを使用する際の蒸れを防ぐ商品として、「エアーヘッド」があります。
この商品は、ヘルメットの内側にゴム製インナーを取りつけることにより、頭部とヘルメットとの間に空間を確保するものです。
取り付けや取り外しが手軽に行えるため、必要な時に手間なく利用できる点が優れています。
また、インナーキャップを使用した際に気になる見た目の問題がない点も魅力的です。
ただし、個人的な経験から痛みを感じることがありました。
この痛みは、長時間マスクを着け続けた際に耳に生じる不快感と似ています。
長時間の使用では、軽度の摩擦が痛みにつながることがあるため、装着位置の調整が必要な場合もあります。
安価でエアーヘッドに類似した商品を試したい方には、以下のアイテムを推奨します。
私自身も試してみたところ、品質に問題はなく満足できる使用感でした。
②インナーキャップの利用
蒸れ防止には「エアーヘッド」も有効ですが、「インナーキャップ」の方がより高い効果が期待できます。このキャップは水泳用の帽子のような形状で、髪の形は一時的に平らになりますが、何も着用しない状態よりも通気性が高まり、汗による蒸れを抑制できます。
ただし、インナーキャップは身につけた姿が少々格好悪くなる可能性があり、またヘルメットを取り外す際に一緒に脱げることがあるデメリットがあります。それでもヘルメットを外すと元のフサフサのヘアスタイルに戻れるため、短期間の苦痛を耐えれば非常に有効なアイテムです。
おすすめのインナーキャップを2つ挙げておきます。インナーキャップについての更なる詳細は、関連記事でご確認いただけます。
③頻繁な休息の取り入れ
ライディングの際は、定期的に休むことを心がけましょう。この方法は、非常にシンプルかつコストを要しません。ヘルメットを取り外して息抜きをするだけで、大きな効果があります。
さらに、ツーリングでは、つい張り切って長い距離を一気に走行しがちですが、これは避けるべきです。疲れによる事故を未然に防ぐためにも、休憩をこまめに取ってヘルメットを外すことを日常的に行なうことが大切です。
④髪型の工夫と薄毛対策
髪型に手を加えることで見た目を一新させたい方は少なくないかもしれません。ヘルメットによる髪型の崩れが心配なら、量感があるラフなヘアスタイルや、刈り上げたショートカットを選ぶのが良いでしょう。最もつぶれやすい髪型は、毛量が限られ、中途半端な長さのスタイルです。
年齢を重ねるごとの薄毛への注意
薄毛で毛量減が気になる方は、薄毛対策を早めにはじめてみてはいかがでしょうか。AGAと呼ばれる薄毛の主要因は、早期治療をしない限り、進行する可能性があります。私自身も市販のリアップやリザレックを試してみましたが、3ヶ月から4ヶ月持続することで、実際に生え際に細い毛が増えるのを感じました。
興味がある方は、試してみることをおすすめします。しかし市販品の成分濃度には不満を持つ声もあるため、より早く確実に治療を望むなら、医師の診断のもとで適切な薬を用いることが勧められます。
オンラインクリニックのelifeでは、スマホだけで完結する無料のオンライン診察を利用でき、市販では手に入らないフィナステリドの処方が可能です。私もこの薬を使用していますが、肌荒れや副作用が少ないと感じています。
⑤ヘルメットのサイズ再検討
思いきってヘルメットのサイズを再検討してみるのが、髪型の崩れを軽減する有効な手段です。ただし、サイズが大きすぎると、事故発生時にヘルメットが外れるリスクが高まりますので、おすすめはできません。
しかし、きちんと顎紐を使用していれば、基本的には問題はほとんど起こりません。私自身、MサイズからLサイズに変更した結果、髪の押しつぶれに関する悩みはだいぶ減ったと感じています。価格も手頃でおすすめのヘルメットの情報は以下にまとめてあります。ぜひ、ご覧になってみてください。
⑥オフロードタイプのヘルメットの採用
オフロードヘルメットはその通気性の良さが特徴で、頭髪がつぶれにくい効果がある程度期待できます。実際に私自身が利用してみたところ、以前よりもヘアスタイルが保たれやすくなった感覚があります。ただし、通気性が良いが故に、インカムの音が聞き取りにくくなることや、走行時の風の騒音が気になる場合があります。オススメのオフロードヘルメットに関するまとめ情報は、別途ご紹介しておりますのでご参照ください。
⑦頭の汗対策について
以前触れた通り、髪型の崩れの原因に「汗」が深く関連しています。汗を抑えれば、自ずと髪型の崩れも軽減することができます。汗を防ぐためには、以下のような方法があります。
- 通気性に優れたオフロードヘルメットやジェットヘルメットの使用
- メッシュ素材のジャケットやシューズの着用
これらの対策により、汗をかきにくくなります。もし経済的な余裕がある場合は、涼しくバイクに乗れるような装備への投資を検討することを推奨します。特に推薦したいのは、メッシュジャケットとメッシュシューズです。
帽子の活用で髪の潰れを手軽に対処
バイクツーリングでの髪型の崩れを修復するのは、先に述べた方法でもなかなか困難です。そこで、最も手っ取り早い解決策として、帽子あるいはキャップを持参し、髪の乱れを覆い隠す手法があります。
通常、髪がつぶれやすいのは頭の頂点とその周囲になります。そうした場合、帽子を被ることで、髪の乱れを上手く隠し、見た目を整えることができます。
まとめ
ヘルメットを着用する際に発生する髪型の崩れを全て防ぐのは難しいとはいえ、工夫によってはある程度の対策は可能です。さらに、ヘルメットの内部通気性を高めることは、髪の毛の押し付けを防ぐだけではなく、頭皮の環境を良好に保つことにも寄与します。頭皮の健康が損なわれると、場合によっては薄毛の原因になり得ることも否定できません。清潔な環境を保つ努力は育毛の観点からも重要です。気にされる方は、ヘルメット内の通気を改善するためのさまざまな方法を試してみることをおすすめします。